SPORTS SCIENCE

プロ野球選手における「視る」の科学

プロスポーツ選手も注目するスポーツドック

アローズ・スポーツラボには、パフォーマンス向上の糸口を探るべく、たくさんのプロ野球選手が測定にお越しくださいます。今回は、あるプロ野球選手の眼の能力について取り上げたいと思います!

 

眼の能力でその後の活躍が変わる?

スポーツでは、一般的な視力に加えて、スポーツビジョンという眼の能力が必要になります。これは、動体視力などのスポーツで使う眼の能力のことを指します。

下の図は、入団時のスポーツビジョンの成績とその後のプロ野球選手の活躍を示しています。スタメンに残っているなど、入団時のスポーツビジョンの成績が高い選手ほど、その後活躍できていることが分かります。

このことから、眼は競技レベルの高い選手において、競技成績に差をつけうる重要な能力であると言えます。

 

スポーツビジョン測定で課題の眼の能力を見える化

これはあるプロ野球選手の4つのスポーツビジョンのテストの成績をプロ野球選手全体の平均に対する割合で示したものです。

この選手は、動体視力が課題であることが分かります。動体視力を鍛えることで、素早く移動するボールを眼で捉えやすくなり、さらなる活躍につながることでしょう!

 

動体視力には種類?

スポーツビジョンの能力としてよく知られている“動体視力”ですが、2種類あることはご存じでしょうか?

動体視力には、横方向に動く物体を見極めるDVA動体視力と前後に移動する物体を見極めるKVA動体視力があります。下のグラフは、また別のプロ野球選手のDVA・KVA動体視力のグラフです。この選手はDVA動体視力が平均的である一方で、KVA動体視力が平均より低くなっていることが分かります。

この結果から、KVA動体視力を向上させることで、よりボールを見極めやすくなることが見えてきました!

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