新しいスポーツチームを立ち上げるのはワクワクする一方で、運営面では課題がでるもの。最初は勢いで集まっても、時間がたつにつれて運営の大変さに直面することもしばしば、、
例えば——
連絡がつかない
会費の集め方でモヤモヤする
レベルの差で不満が出る
試合相手や練習場所が見つからない
こうした悩みは多くの新しいチームが経験する“あるある”です。
そこでこの記事では、筆者が実際にサッカーチーム (青少年) の運営に関わったことのある立場から、立ち上げたばかりのスポーツチームが長く楽しく続けるために押さえておきたい 7つのコツ を紹介します。
チームの目的を明確に
まずは、当たり前ですが、チームの方向性を簡単に話し合って決めるのがおすすめです。
「楽しむことが第一」「大会で勝つことを目標にする」「交流を重視する」など、目的を最初に言葉にしておくのがいいでしょう。あるあるですが、目的が曖昧だと、後から「真剣にやりたい人」と「エンジョイしたい人」の温度差でトラブルが起きやすくなります。
また温度差が出てきた場合の対処についても事前に方向性を軽く決めておくと、後々の活動の助けになります。
例:もっと強度の高い試合を実施したい人が出てきた場合は、事前アンケート等でチームの意向を聞いて方向性を決める。等です。
最低限の役割を決める
運営に最低限必要なチーム 3 役を決めておく!
チームを運営するには、誰かが「お金」「連絡」「試合調整」などを担う必要があります。最初はリーダーが兼任でやる場合はほとんどですが、人数が増えてきた段階で 3 役をお願いしていくのが◎!
- 代表(全体のまとめ役)
- 会計(会費の管理)
- 連絡係(LINEやメールでの出欠確認)
最初は2〜3人で兼務しても構いませんが、役割を明確にしておくだけでリーダーへの負担がぐっと減ります。
メンバー募集とチームプロフィールを整える
チームプロフィールは募集チームにとって必須。ミスマッチを避けるためにもていねいに!
楽しいメンバーと共に活動をしていくには、メンバー募集が欠かせません。
その際に大事なのが「チームプロフィール」。継続的な活動と気の合うメンバーを集めるための核です。
- 活動場所(例:東京都内・○○体育館中心)
- 活動頻度(例:月2回・土曜日)
- レベル感(例:初心者歓迎/経験者中心/混合など)
- 年齢層 (例:20~30代中心、40代2,3名など)
- 男女比 (例:6対4など)
これを明確に書いておくと、ミスマッチを防ぐことができます。
さらに、SNSや募集サイトで発信すると、新メンバーに安心感を与えられます。
はじめての人の参加を促す・参加ハードルを下げるために、体験参加日を用意することをおすすめします。
会費・お金のルールに透明性を
「お金のトラブル」はチーム崩壊の大きな原因です。
最初からシンプルなルールを作ることをお勧めします:
- 会費はキャッシュレスで集める(~ Pay 系が使えるとベスト)
- Googleスプレッドシートなどで収支を共有する
- 月会費は 前払い制 に (滞納を防ぐ目的で)
お金の流れが透明であるほど、メンバーは安心して活動に参加できます。
活動場所と対戦相手の確保
一番の悩みである場所の確保。筆者も練習場の確保には随分と悩まされました。。。
これといったコツがある訳ではありませんが、場所確保についていくつか Tips (コツ)をご紹介します。
- 公共施設(市営体育館・運動場)は早めに予約
- 公共施設 ID をメンバー全員に作ってもらい予約 (多くの場合は抽選のため)
- 平日午前などの時間帯をねらう
- 既に確保しているチームと定期的に交流要望する
また、対戦相手を募集する際には チームプロフィール+募集文 が重要です。
- レベル感(初心者〜経験者までOKなど)
- 人数(最低○名集まる予定)
- 費用分担(コート代折半など)
- 審判分担 (必要な場合)
事前に明確にしておくと、試合後のトラブル防止につながります。
よくあるトラブルと対策
「小さな不満を絶対に放置しない」
ドタキャン・無断欠席
出欠管理ツール(LINEオープンチャット、Googleフォームなど)で可視化。メンバーにどこまで参加を強制するかにもよりますが、特に対戦相手がいる場合など、この辺りは気を付けたいですね!
レベル差による不満
「ガチの日」「エンジョイの日」を分けて活動。
会費トラブル
最初にルールを決め、曖昧にしない
「小さな不満を放置しない」ことが長続きの秘訣です。
運営を楽しむ工夫
スポーツだけでなく、仲間との時間も楽しめる工夫をいれることで楽しい時間を過ごしましょう。ただ、こういうのが苦手な人への強制は NG. あくまでも任意という枠で楽しめるとベターです!
- BBQや飲み会、合宿などのイベント
- SNSで活動報告(新メンバー募集にも有効)
- 「1周年記念試合」など節目をお祝いする
こうした仕掛けで「ただのスポーツ」から「仲間と作るコミュニティ」へ育っていきます。
まとめ
できたばかりのチームは、最初こそ運営が大変ですが、その最初が肝心!
しかしながら——
- チームの目的を明確に
- 最低限の役割を決める
- メンバー募集とチームプロフィールを整える
- 会費・お金のルールに透明性を
- 活動場所と対戦相手の確保
- よくあるトラブルと対策
- 運営を楽しむ工夫
この3つを押さえるだけで、運営はぐっと楽になります。
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